この本の隣にあの本を置く

本と日々にまつわることをすきなように、すきなだけ

この本とあの本の間

結婚祝いに、レシピラックに本を詰めて贈ったよという話

仕事で知り合って、プライベートでもときどきご飯に行く人がいる。なんとなーくですますとため口が8:2くらいで話しているけれど、ちょっと踏み出して友達って言ってもいいんだろうな、そう言ったらきっと喜んでくれるんだろうな、という仲の。 少し前に彼…

今から(再び)読むコバルト文庫おすすめ5作

先日コバルト文庫についての記事が回ってきて、けっこう話題になっていた。色々思うところがあったりしたので、「今からコバルト文庫を(再び)読んでみたいかも……」という人におすすめしたい作品を選んでみました。 anond.hatelabo.jp ・比較的紙で手に入り…

本を薦めた記録:2018.6.12(3冊)

久しぶりに会う友人とお互いに自己完結しあった結果*1、ランチのお店のほかにとりたてて予定を立てないでいた日だった。ランチとカフェとをはしごして、どこへ行こう何を行こうと話したところ、「本を一冊お薦めしてほしい」ということで、本屋へ向かった。 …

由莉ちゃんのリンゴ、それから紅茶

「あなたはきっとこういうのが好きだと思って」と、とりたてて好みを明かしていないはずなのに、とても私がすきそうなお菓子とか、そういったちいさな心配りをもらうことがときどきある。 旅行のおみやげでも誕生日でもないときにぽんともたらされるそれがや…

北海道で佐々木丸美を読んだときのこと

大学の夏休みが明けたとき、私はいつもの教室ではなく、授業を休んで北海道にいた。目指したのは、襟裳岬だった。「風の館」で行われた、佐々木丸美の展示を見にいくために、初めて飛行機に乗ったのだった。