この本の隣にあの本を置く

本と日々にまつわることをすきなように、すきなだけ

本棚の外側

無垢でいてと願うのは、ひそやかな呪い - 『LILIUM ーリリウム 少女純潔歌劇ー』

少女と永遠の命は、相性がいい。そのふたつを閉ざされた花園が包んでいるならなおさらのこと。 吸血種、花の名前をつけられた少女たち、サナトリウム、消えた友達……。本棚に並んでいるいくつかの物語がそうだったように、ミュージカル『LILIUM』は、あらすじ…

手帳と私についてのささやかな記録

ずっと、「手帳」という存在にときめいてきた。まず、本と似ているところがいい。物としてかたちが整っていて眺めているだけで素敵に思えた。そして何より、使ううちに「私だけのもの」へと変化していくのが好きだった。 手帳のことはずっと好きだったし、そ…

鑑賞する2019年

2018年の目標:毎月一本映画を観ること の達成が難しかったので、2019年も引き続き映画を観たいなと思っています。できたら美術館に行くことも増やしたいなと欲張っているので、2019年の鑑賞キャンペーンと称していたりします(私の中だけだけど!)。 以下…

2019年にやりたいこと

実はいままでの人生において、あんまり抱負や目標を立てて生きてこなかった(立てても忘れていたという気がする)。我ながらびっくりなぼんやりさを軌道修正したくもあり、2019年はもう少しきちんと立ててみようかな、と思ったのだった。あと、目標を立てて…

2018年に買ってよかったいくつかのもの

本当にわるいくせなのだけど、私が恋に落ちるものは大概地元にないものだ。一番好きなチョコレートメゾンも、愛用している香水も。ぽちっとしてしまえば数日後には手元に届くものではあるけれど。それだけではないのだ、好きなものを身近に置くために選ぶと…

今年の夏を忘れる前に

平成最後の夏は、ずっとすももと共にあった。 すももがなかったら、夏なんてもっと嫌いだった。すももがあるから、かろうじて嫌いきれないでいる。概念としての夏はすきです。記憶やイメージとしての夏は、禍々しいものだとしても素敵に思える。 今年の夏は…

映画と過ごす2018年

2018年の小さな目標は、毎月一本映画を観ること。 日が過ぎれば増えていく(はず)の、映画館とAmazonで観た映画の記録です。 ねたばれへの配慮は基本的にあってないようなものです。